近年、アパレル物販を専門とする「アパリセ」という物販スクールが注目を集めています。
しかし、同時に高額な入会金や怪しい口コミなど、様々な疑惑も持ち上がっています。
本記事では、アパリセの実態に迫るべく、入会金、返金制度、運営会社、そして口コミや評判を徹底的に検証し、その本質を解き明かします。
アパリセとは?革新的な物販スクールか、それとも...?
アパリセは、TK(本名:葛原大)が代表を務める株式会社ノーガードが運営するアパレル物販のスクールです。
公式サイトでは、以下のようなアピールがなされています。
- 日本最大級のアパレル物販スクール
- 完全無料の個別面談実施中
- 独立を見据えた学習カリキュラム
- 圧倒的に充実したサポート体制
- 自己成長を加速させるコミュニティ環境
魅力的な約束に満ちた物販スクール
確かに、公式サイトを見る限り、アパリセはアパレル物販の知識と技術を体系的に学べる、魅力的なスクールのように映ります。
しかし、一方で高額な入会金や怪しい口コミなどの疑惑も存在し、単に公式サイトの情報を鵜呑みにするわけにはいきません。
そこで、アパリセが本当に信頼できる物販スクールなのか、あるいは詐欺的な側面はないのかを、様々な角度から検証していきましょう。
物販スクールへの参加に際し、高額な費用が必要?
入会金70万円の壁
アパリセの公式サイトでは「入会金0円」と記載されています。
しかし、実際には参加するために70万円の入会金が必要になることが判明しています。さらに、有料の追加オプションサービスも存在するとされています。
- 仕入れ代行
- 卸売り
- リペア講習
- 売上UPツール
このように、アパリセに参加するためには、高額な初期費用が発生する可能性が高いことが分かります。
しかし、公式サイトやYouTube動画では、このような追加費用について具体的な説明がなされていないのが実情です。
不透明な費用体系への疑問
物販ビジネスを始めるにあたり、費用についての透明性は必須です。
しかし、アパリセの場合、参加費用の総額が不明確なままなのは大きな問題です。
参加を検討する人が、実際にかかる費用を正しく認識できないためです。
このような費用の不透明さは、アパリセへの不信感を生む一因ともなっています。
入会を検討する人は、事前に詳細な費用内訳を確認することが重要でしょう。
物販ビジネスで本当に稼げるのか?アパリセの実力は...?
稼げる保証はない
アパリセは物販を学ぶためのスクールです。
しかし、スクールに参加しただけで、必ずしも物販ビジネスで稼げるわけではありません。
実際、アパリセの特定商取引法に以下のような記載があります。
本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。
つまり、アパリセは物販で稼げることを保証していないのです。
物販で稼げるかどうかは、あくまで個人の能力と努力次第ということになります。
飽和状態の物販市場
アパリセは「日本最大級のアパレル物販スクール」と自称していますが、逆に考えれば、それだけライバルが多いということでもあります。
実際、メルカリなどの一般的なフリマアプリでの物販ビジネスは、すでに飽和状態にあると言えるでしょう。
新規参入者が物販で稼ぐためには、他者とは違う新しいノウハウを見つけ出す必要があります。しかし、そこまでのハードルは決して低くありません。
アパリセに期待しすぎないことが重要
アパリセに参加すれば、必ずしも物販で稼げるわけではありません。
このことを参加者は十分に認識しておく必要があります。
期待値を過度に高くし過ぎてしまうと、失望感が大きくなる可能性があるためです。
物販スクールに参加するメリットは、確かにあります。
しかし、スクールへの期待値を適切に管理することが何より大切なのです。
物販スクールの闇?怪しい案件に注意が必要
物販ビジネスの情報商材に関する注意喚起
物販ビジネスやそのノウハウを提供する情報商材については、消費者庁や国民生活センターから注意喚起がなされています。
このように、物販関連の情報商材には、詐欺的なものも存在する可能性があります。アパリセのような物販スクールにも注意が必要です。
疑惑の的となっている物販スクール
アパリセ以外にも、以下のような物販スクールや関連する案件が、詐欺的であるとの疑惑を持たれています。
- 物販ONE
- ワールドリユースシステム
- ADOLOGI(アドロジ)
- 5クリックハンター
- 有本周平のAmazon輸入ビジネス
- MasayumeSalon(マサユメサロン)
- せどり王子(1万円をランボルギーニに変える現実的な方法)
物販ビジネスに興味がある人は、このような疑惑の的となっている案件には十分注意を払う必要があります。
hukugyou-kutikomi.hatenablog.com
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アパリセの運営会社に関する不透明な情報
アパリセの運営会社は株式会社ノーガードですが、この会社についても不審な点が見受けられます。
連絡先の不明確さ
株式会社ノーガードの特定商取引法上の情報を確認すると、電話番号やメールアドレスなどの連絡先が一切記載されていません。通常、企業サイトには連絡先が明記されるのが一般的です。
実在するのか疑わしい本社住所
さらに、株式会社ノーガードの所在地は、渋谷にあるバーチャルオフィスの住所となっています。つまり、これは仮の住所であり、実際の本社所在地は不明なのです。
このように、アパリセを運営する株式会社ノーガードについて、連絡先や本社住所が不透明なのは大きな疑問です。運営体制の透明性に欠けているといえるでしょう。
返金制度はあるが...実際に返金されるのか?
アパリセでは返金保証制度が設けられています。しかし、その条件はかなり厳しく、実際に返金が認められる可能性は低いと考えられます。
厳しすぎる返金条件
アパリセの返金条件を見ると、以下のようになっています。
- 購入後65日間、毎日1時間作業し、1円の利益も出なかった場合に限り返金対象
- 65日分の日報提出が必須
- 仕入れた商品を全て返送する必要がある
- 返金時の振込手数料は自己負担
毎日1時間の作業を65日間続け、その間に1円も利益が出なかった場合にのみ返金対象となります。
しかし、物販で全く利益が出ないケースはそう多くはありません。つまり、実際に返金が認められる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
不透明な返金実態
アパリセの返金制度は、あってもなくてもよいようなものだと考えざるを得ません。実際、口コミの中には弁護士を立てて返金請求した例もありますが、全額返金は認められていません。
このように、アパリセの返金制度の実態は不透明です。
参加を検討する人は、返金が認められる可能性は低いと認識しておく必要があります。
アパリセを巡る口コミと評判は...?
アパリセを巡る口コミや評判は、好意的なものと否定的なものが混在しています。
稼げたという好意的な口コミ
アパリセに参加し、物販ビジネスで一定の利益を上げられたという好意的な口コミも存在します。
加入料は70万円です。独学でやっても数万円は稼げるので、努力次第で実際に月10万以上は稼げると思います。
このように、アパリセの学びを活かし、一定の利益を上げられたという声もあります。
詐欺的だという否定的な口コミ
一方で、アパリセを詐欺的であると批判する否定的な口コミも多数あります。
入会金70万払って、それでおしまいかと思ったら、
やれ、店舗仕入同行に3万/回、
電脳仕入同行に3万/回、
メルカリ出品チェック3万/回、
写真撮影指導3万/回、
バッグリペア講習3万/回、
などなど、
稼ぐための重要なノウハウを教えることに対して
さらに金を巻き上げるスキームとなっている。
実際稼げるまでにいくらかかるのかわからない。
入会して大失敗だった。70万は単なる入会金に過ぎなかった。高すぎだろ。
追加費用の高額さや、実際に稼げるかが不透明であることなどが批判されています。
評価は二極化している状況
このように、アパリセを巡る口コミや評判は、好意的なものと否定的なものが二極化している状況です。
アパリセに参加して良かったという人がいる一方で、詐欺的だと批判する声も多数あるのが実情です。
一概に判断するのは難しいですが、参加を検討する人は、このような口コミや評判も参考にする必要があるでしょう。
アパリセの検証結果:安全な物販スクールと言えるのか?
これまでの検証結果を踏まえると、アパリセは残念ながら安全に稼げる物販スクールとは言えない面があります。
疑問点のまとめ
- 高額な入会金と追加費用の可能性
- 物販ビジネスで稼げる保証がない
- 運営会社の不透明さ
- 実質的な返金は難しい
- 好意的・否定的な口コミが混在
物販スクールに参加するメリットはあるものの、アパリセには上記のような疑問点が存在します。参加を検討する人は、これらの点を十分に認識した上で判断する必要があります。
物販ビジネス自体が飽和状態
さらに、物販ビジネス自体がすでに飽和状態にあることも見逃せません。アパリセに参加しなくても、個人で物販ビジネスを始めることは可能です。しかし、それでも利益を上げるのは容易ではありません。
期待値を適切に管理することが大切
アパリセのような物販スクールに過度な期待を寄せすぎないことが重要です。確かに、スクールに参加すれば物販の知識は身につきます。しかし、それだけで必ずしも稼げるわけではありません。
物販ビジネスで本当に稼ぐには、個人の能力と努力が不可欠です。期待値を適切に管理し、冷静に判断することが何より大切なのです。
まとめ|アパリセに関する疑問は残る
本記事では、アパリセの実態に迫るべく、様々な角度から検証を行いました。
その結果、アパリセには以下のような疑問点が残ることが分かりました。
- 不透明な費用体系
- 物販で稼げる保証がない
- 運営会社の情報が不明確
- 返金制度が実質的に機能しない可能性
- 好意的・否定的な口コミが混在
つまり、アパリセが本当に信 頼できる物販スクールなのかについては、一定の疑問が残ります。
物販ビジネスに興味がある人は、これらの点を十分に認識した上で、慎重に判断する必要があるでしょう。
一方で、物販スクールに参加することで得られるメリットもあります。アパレル物販の知識や技術を体系的に学べるのは大きな利点です。
また、スクール内のコミュニティを通じて、同じ目標を持つ仲間との出会いもあり得ます。
しかし、それ以上に重要なのは、物販ビジネスで本当に稼ぐための努力と工夫です。
アパリセに参加しても、個人の能力次第では限界があることを認識しておく必要があります。